よくある質問

お仏壇について

多くの場合は、“お嫁さんのご実家のお仏壇を預かっているため”だと思います。お嫁さんの実家のご先祖様を供養するのは、悪いことではありません。ひとつの仏壇にいっしょにおまつりしているという方もいます。考え方次第だと思いますが、いつまでおまつりするのか、ご実家のお寺様とのお付合いをどうするのか。子供さんやお孫さんが困らないように考えておいてあげるのが大事かと思います。
お仏壇がふたつあることより、ご本尊がおふたりいらっしゃることの方がよろしくないと思います。どっちつかずになりますので。

お仏壇のリフォームはしても、リサイクルはなかなか需要がありません。知らない誰かが使っていた仏壇をもらおうとか安く買おうと思う方はほとんどないからです。お身内やお知り合いなどで譲り受けるという方があれば、よろしいのではないかと思います。当社としては、有料で処分させていただくという対応になります。

お仏壇は、ご本尊様をお祀りするためのものです。だから、あった方が~ではなく、本来、あるべきものです。お仏壇の“仏”は、ご本尊様のことで、お位牌のことではありません。本尊様がなくお位牌だけおまつりしているのは、お仏壇ではなく位牌壇になってしまいます。以前、「お仏壇を購入のお客様に本尊様もサービスします!」というチラシを見たことがありますが、ご本尊様はおまけではありません。本末転倒です。 ただ昨今、お位牌だけをまつりたいという方もいらっしゃいます。これは、それぞれのお気持ちの問題だと思いますので、一概にそれはだめだとか、それは間違っているとも言えないところです。

お位牌について

ご夫婦をいっしょにする、回出位牌にまとめる、過去帳位牌にまとめるなど、いろいろの方法があります。ご先祖様の人数や、お仏壇のサイズなどを考慮して、ご提案させていただきます。

お仏壇の中は、ご本尊様は別にして、向かって右が上座になります。向かって右、左、一段下がって右、左という順に、代の古い方からおまつりしてください。

仏事において白は、仮のものを意味しています。葬儀のとき白木や白い陶器のものを使用するのも、不幸の際の急場しのぎという意味合いがあります。 葬儀のときに、黒塗りの位牌や、きちんとしたお道具が揃っていると、葬儀に備えて用意していたともとられてしまうからです。 ですから、いつまでも仮のままではよろしくないと思います。一般的には四十九日までに、あるいは新盆や一周忌まで作り変えるとよいでしょう。

    

お位牌は昔から決まった伝統的な型というものがあり、多分それはなくなるものではないと思います。また、職人さんが作ったオリジナルなものでも、見本があれば同様のものを作ることは可能です。
ただ、特注でお作りする場合はお時間もいただきますので、四十九日に間には合わない可能性もあります。

その他

いろいろな考え方があります。例えば3本。仏、法、僧、三宝に帰依するため。
2本。ご本尊様に1本、ご先祖様に1本。または、心を浄めるために1本、身を清めるために1本。
1本。一心に心を込めて。また、大勢の方がお線香立てるときなども、配慮して1本にするということもあります。
本数は違っても、香りのよいお線香を立ててください。お焼香の回数も同様です。

御霊前は亡くなってすぐ、ご葬儀のときです。2回することはありません。御佛前は四十九日以降です。一周忌や三回忌なども、御佛前です。

宗派によって呼び方は違います。禅宗=方丈様、日蓮宗=お上人(しょうにん)様、密教=法眼(ほうげん)様、浄土真宗=法円様などです。宗派関係なくお呼びするならば、ご住職様、和尚様が無難でしょう。ただ地域性もあり、上伊那一円では親しみを込めて‟おっさま“と呼ぶ方が多いですし、同じように京都では“おっさん”などとお呼びしていました。お寺さんに「何てお呼びすればいいですか?」と直接お聞きするのも手ですね。